慶應湘南藤沢高校(SFC)の帰国生入試の、活動報告書の書き方
慶應湘南藤沢高校(SFC)の帰国生入試の、活動報告書の書き方についてお伝えします。
帰国子女枠入試専門コンサルタントの齊藤です。
今回は、慶應湘南藤沢高校の活動報告書の書き方について、お伝えします。
慶應湘南藤沢高校(SFC)の、2023年度帰国生入試は、2月12日(日)に行われます。
募集要項を確認してみましょう。
・出願期間: 2022年12月7日(水)~2023年1月6日(金)
・試験内容: 課題型小論文(45分 100点満点)、数学(45分 100点満点)、面接試験(日本語と英語 10分程度)
・提出書類: 入学願書一式、活動報告書、中学課程の全成績のコピー
慶應湘南藤沢の募集要項の封筒の中には、以下の書類が入っています。
1: 入学志願書
2: 整理表綴り(4片続き)
3: 調査書
4: 活動報告書
5: 調査書用封筒
6: 出願用封筒
SFCを受験する帰国生のみなさんは、「4」の活動報告書でお困りかもしれません。
SFCの活動報告書はどのように書いたら良いのか。
活動報告書はどのような位置づけなのか、イマイチわからないですよね。
「社会的責任を自覚し、知性、感性、体力にバランスの取れた教養人の育成」を教育理念としている本校としましては、早期より、色々なことに興味・疑問を感じ、取り組んできてくださることこそ、今後の成長に最も大切と考えています。
この様な趣旨にもとづき、受験生が受験勉強以外で積極的に継続性をもって取り組んできた事柄について記述していただきます。
※募集要項の指示に従ってご記入ください。
つまり、中学校生活で頑張ってきたことも評価するということですよね。
また、慶應湘南藤沢高校の面接試験では、出願書類の中の「1、入学志願書」と「4、活動報告書」を基にして質問されます。
と言うことは、海外活動報告書をバッチリ仕上げる必要がありますよね。
そこで、慶應湘南藤沢高校(SFC)の2020年度帰国生入試の提出書類を使って書き方を説明します。
2020年度入試の、入学志願書と海外生活報告書はこちらになります。
1: 入学志願書: 本校を志望した理由
4: 活動報告書A欄: (ア)スポーツ活動、(イ)文化・芸術活動、(ウ)生徒会活動、(エ)ボランティア活動、(オ)その他の活動の中から一つだけ選んで〇印をつけ、その概略を記入
4: 活動報告書B欄: A欄で記載した活動における役割や取り組み状況、活動を通して得たことなどを記入
4: 活動報告書資料貼付欄
まず、入学志願書と海外活動報告書の文字数についてです。
「1」の入学志願書は、枠内タテ8行×ヨコ50字であるため、400字程度書くことができます。
「4」の活動報告書B欄は、枠内タテ7行×ヨコ45字であるため、315字程度書くことができます。
次に、活動報告書の書き方についてです。
1、「4」活動報告書資料貼付欄に、何の資料を貼り付けるかを考える
自分がアピールをしたいと思う資料よりも、一般的に評価されやすい資料を選ぶことが重要です。
世間で広く知られている資格や証書などは有効です。
たとえば、英検や漢検や数検などの資格は分かりやすいですよね。
そして、上位級であるほど評価が高くなります。
しかし、そのような成果を持っていない場合はどうしたら良いのでしょうか。
実は、あまり知られていないような成果でも、使える可能性が十分あります。
たとえば、「〇〇シンガポール大会 準優勝」という賞状を持っていたとします。
このような名前の場合、実は素晴らしい成果であっても、イマイチ伝わりにくいような気がしますよね。
ですから、この大会に対して自分はどのように取り組み、得られた成果がどのぐらいのレベルのものであるかを伝えるようにします。
つまり第三者が、「それはスゴイものなのかもしれない」と思ってもらえるように書きます。
さらに、パッとしないように思えてしまう成果であっても、数が集まれば勝負できます。
もう少し具体的に書きます。
たとえば、「KL日本人学校水泳大会、50m平泳ぎ1位」は、「3年連続で1位」になると、なかなか良いですよね。
これに加えて、「KL国際水泳大会で3位」のような成果を組み合わせられると、スゴイように思えませんか。
大きな成果は、小さな成果の積み重ねで生まれます。
ですから、小さい成果とある程度大きい成果を組み合わせると、成長の様子をアピールできるということです。
2、添付する資料が決まったら、「4」活動報告書A欄の成果に該当するものを1つ選び、A欄で説明する
3、A欄で選んだ成果を、B欄でもっと詳しく説明する
たとえば、上記例の受験生が水泳の賞状を、「4」活動報告書資料貼付欄に貼ったとします。
そうすると、A欄では(ア)スポーツ活動を選び、下記を書くことになります。
・2018年度、KL日本人学校水泳大会、50m平泳ぎ1位
・2019年度、KL日本人学校水泳大会、50m平泳ぎ1位
・2020年度、KL日本人学校水泳大会、50m平泳ぎ1位
・2020年度、KL国際水泳大会 50m平泳ぎ3位
そしてB欄には、下記のような内容を書くと良いです。
日本では小学校入学時からスイミングクラブで練習してきました。
中学入学と同時にマレーシアのクアラルンプールに転校しましたが、水泳を続けることにしました。
通える範囲にクラブがなかったため、コンドミニアムにあるプールで練習することにしました。
我流にならないよう、週に3回コーチに来てもらってレッスンを受けました。
その結果、KL日本人学校水泳大会の50m平泳ぎの部門で、3年連続で1位を取れました。
また、マレーシア国内のインター校9校が参加するKL国際水泳大会に出場することができました。
100名中3位に入賞できました。
練習環境が十分ではなかったですし、外国人選手と体格差がかなりありましたが、それでも入賞できたのが嬉しかったです。 312字
いかがでしょうか?
水泳で成果を出しているように思えませんか?
活動報告書を書くときは、まず何の資料を使うかを考えてくださいね。
その後に、どうやってアピールするかを考えて書くと良いですよ。
2020年度は新型コロナのため、多くの大会が中止になったため、活動ができなかったと思います。
これまでの活動について、どのように書くと効果的をしっかり考える必要がありますよね。
慶應湘南藤沢高校(SFC)を受験するみなさん、国数英の勉強、海外活動報告書の作成、そして面接練習を頑張ってくださいね。^^
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